「①宿命」という記事で、私たちには、「様々な課題をクリアしていくことで、人生の目標にたどり着く」ように設計された、持って生まれた人生の設計図があり、私たちは「設計図に沿って作られた人生」を生きていて、様々な課題をクリアするための出来事も、人生にはきちんと用意されている(いわゆる「宿命」、「自分だけのオリジナルな人生のカリキュラム」)と書きました。
ですが、課題や起こる出来事はあらかじめ決まっていても、その出来事を通してその人が課題をクリアするかどうかというのは、その人自身にかかっているのです。
「宿命」は変えられませんが、その宿命によって課題をクリアするかしないかは、その人次第で変わります。この、その人次第で変わる部分が「運命」です。
課題を一つ一つクリアし、より良い人生にしていくか、起こったことを何かのせいにし、課題に気づけず、クリアできず、その結果何度も同じような出来事に遭遇する人生にするか…。それはその人次第なのだと思います。
何か壁に直面する度に悲劇のヒロインになり、自分を省みるということをしていなければ、大事なことがわかるまで何度でも同じようなことが起こります。そして、その度にまた悲劇のヒロインになり、自分を憐れむ→また同じようなことが起こる…という悪循環になるのです。
例えば失恋した場合…
自分のどのような心持ち、言動が良くなかったのか振り返り、気づきを得ることができれば、
今後同じ過ちをしない→同じようなことは起こらない
ということになりますが、
自分の心持ち、言動を振り返らず、「自分は悪くない、被害者だ」と思っていると、
今後また同じ過ちをする→また同じようなことが起こる
ということになります。
何か壁に直面した時、自分を省みて、気づきを得て心のレベルを上げるということが、人生においてとても重要なのだと思います。