⑤「風の時代」 私たちは今、幕末以来の時代の転換点を生きている <3>

私がこれからの風の時代に大切だと思うことを、3つにまとめてみました。

自分の人生を生きる
地の時代では、国や社会が言う「正解」があり、あらゆることに「こうしなければならない」という「枠」がありました。言い換えれば、国や社会が敷いたレールからはみ出さずに生きていればいい時代だったのです。ですが、風の時代では、そういった枠があることに疑問を持つ人が増え、国や社会が言う「正解」に価値がなくなっていくと思います。そして、今まで敷かれていたレールもなくなっていくでしょう。「どう生きたいか」ということをよく考え、自分の人生を生きることが、今後重要になっていくと思います。

精神的豊かさに目を向ける
地の時代は、精神的な豊かさよりも、「お金や土地、社会的地位」といった物質的な豊かさで幸せを測る傾向にありました。物質主義の価値観に縛られた時代だったとも言えるでしょう。ですが、精神的な豊かさをないがしろにしていては、真の幸せを感じることはできません。風の時代では、そのことに気づき、自分らしく生きる人、個性を発揮していく人が増えると思います。物質的豊かさも大切ですが、精神的豊かさにもっと目を向けていくことが、今後重要になっていくでしょう。

皆で分かち合う
地のエレメントには「所有」という意味があるので、地の時代では、自分の知識や経験、富などの独占が見られました。その代表的なものが、いわゆる「既得権益」です。ですが、風のエレメントには、「所有」ではなく、「共有」という意味があるので、自分が持っているものを独占する姿勢でいては、上手くいかなくなっていくでしょう。そして、そういった既得権益は打破されていくと思います。自分の経験や知識などを、発信したり共有したりして皆で分かち合ったり、富の分配が行われるようになり、そのような中で新たな価値観が生まれていくのだろうと思います。

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