⑤「風の時代」 私たちは今、幕末以来の時代の転換点を生きている <2>

過去にグレートコンジャンクションがどのエレメントの星座の場所で起こってきたのか、また、今後どのエレメントの星座の場所で起こっていくのかをまとめてみました。

約200年おきにエレメントが変わっていて、火の時代→地の時代→風の時代→水の時代の順番で時代が変わっていることがわかります。

地の時代
世界史の時代区分で言うと中世に当たり、封建社会であり、土地を媒介とした主従関係が基盤でした。農奴制があり、農民は移動の自由が認められておらず、土地に縛られていました。また、ローマ・カトリック教会が大きな力を持ち、神中心、キリスト教の世界観一色の時代でした。地のエレメントには、「物質」という意味がありますが、「土地」という「物質」を媒介とした主従関係が基盤の社会だったということや、農民が移動の自由もなく土地に縛られていたこと、キリスト教の価値観という「枠」に支配されていたことが、地の時代らしいと感じます。

風の時代
貨幣経済の浸透や、ペストの流行による農民の人口の激減などによって、農民の地位が向上し、中世封建社会が衰退していきます。また、相次ぐ十字軍の失敗や、ペストの脅威を防ぐことができなかったことなどから、教会の権威が失墜し、「ルネサンス」という、神中心から人間中心への価値観の転換の動きが起こり始めます。そうして時代が中世から近世へ移行していきます。ペストという感染症が流行したことや、今までの社会体制やヒエラルキーが崩れていったこと、ルネサンスによって、「人間の理性と尊厳を尊重する」というヒューマニズムという考え方が生まれたことは、風の性質をよく表していると思います。

水の時代
絶対王政であり、ルネサンスの全盛期でした。また、まさに水の時代という感じですが、いわゆる大航海時代であり、宣教師たちが海外での布教活動を積極的に行っていました。芸術活動が盛んだったことや、宗教の布教が積極的に行われていたこと、そして何より、大航海時代と呼ばれるように、海を通して世界の一体化が進んだことが、とても水の時代らしいと感じます。

火の時代
ピューリタン革命や名誉革命、フランス革命などが起こり、絶対王政が倒され、現在まで続く「近代国家」が誕生しました。アメリカ独立戦争が起こったのもこの時代です。また、イギリスで産業革命が起こり、資本主義が確立されました。そうして時代が近世から近代へ移行していきます。市民が「革命」によって絶対権力を倒したということが、火の性質をよく表していると思います。

地の時代
資本主義、物質主義の時代であり、「大量生産・大量消費社会」でした。この時代に社会はものすごく便利になり、私たちは物質的に十分満たされた暮らしを送ることができるようになりました。ですが、精神的な豊かさよりも、物質的な豊かさが優先されていたために、物質的には十分満たされているにも関わらず、幸せを感じられない人も多い時代でした。

これからの風の時代
では、これからの風の時代はどのような時代になるのでしょうか。前回の風の時代は、土地に縛られていた農民の地位が向上し、今までの社会体制が衰退していきました。また、今まで大きな権力を持っていた教会の権威が失墜し、価値観の転換の動きが起こり始めた時代でした。そう考えると、これからの風の時代でも、国や社会の様々な「枠」や、物質主義の価値観に縛られていた国民が、それらから解放されていくのかもしれません。また、既得権益が打破されていき、新たな価値観が生まれていくのではないかと思います。

前回エレメントが移り変わったのは、鎖国をしていた日本の近海に、異国の船が度々現れるようになった頃です。そして昨年、その時以来のエレメントの移り変わりがあったということは、この記事のタイトルのように、私たちは今、幕末以来の時代の転換点を生きているということです。その後開国を余儀なくされ、急ピッチで新しい国作りが進められたことを考えると、きっとこの先、ものすごい速さで社会が変わっていくのでしょう。

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