人生には、嬉しい、楽しいと感じることもあれば、悲しい、苦しいと感じることもあります。自分にとって悲しいこと、苦しいことが起こった時…絶望したり、「この先もいいことなんてきっと起こらない」と、未来を悲観することもあるかもしれません。ですが、自分の心に正直に生き、その途中で起こる出来事に一つ一つ誠実に向き合っていれば、必ず最後は目的地にたどり着けるのです。
人生に嬉しいこと、楽しいことだけでなく、悲しいこと、苦しいことも用意されているのは、大きな気づきを得るためだと思います。なぜなら、試練だと感じるような出来事を経験すると、人は必ずいろいろなことを考えるからです。
私は、「④人生の仕組み」という記事で、人生は下図のようになっていると書きました。
試練に直面したことでいろいろなことを考え、大事なことに気づいたことで心のレベルが大きく上がると、下図のように、生まれ持った人生の目標に大きく近づくことができます。
もし、何か起こった時点では、大事なことに気づくことができなかった場合でも、後になって気づくことができれば、その時点で挽回できます。
未だに嫌な感情を抱えたままでいる過去の出来事があれば、その出来事を通して何かクリアしなければならない課題があったのに、課題に気づけなかった、その出来事を消化できていないということなので、当時の自分の心持ちや言動を振り返り、何か学ぶべきことがなかったか考え、気づき、その出来事をきちんと消化することが大切だと思います。
「①宿命」という記事に書きましたが、人は、それぞれ、気づかなければならないこと(人生の課題)があり、それに気づかせるための出来事がきちんと用意されていて(「宿命」、「持って生まれた自分だけのオリジナルな人生のカリキュラム」)、課題をきちんとクリアすることができれば、生まれ持った人生の目標に必ず到達できるようになっています。
つまり、人生の仕組みとして、自分の心に正直に生き(宿命、生まれ持った人生のカリキュラムに沿って生きるということ)、その途中に起こる嬉しいこと、悲しいこと…どのような出来事にも誠実に向き合い、一つ一つ気づきを得ていけば、最後には必ず自分が納得できる場所(生まれ持った人生の目標)にたどり着けるようになっているのです。ですから、今自分の望む地点に到達できていないとしても、焦ったり、「もうダメだ」と未来を悲観したりする必要は全くないのです。